Inspiration
アメリカ人のヘンリー・ワークがイギリスを旅行中に泊まったホテルで聞いたエピソードを基に作詞・作曲した有名な曲です。
おじいさんが生まれた日に買った時計が、90年後おじいさんが亡くなると同時に止まって二度と動くことはなかった、という歌詞から、おじいさんこそ時計のねじ巻き係で、最後の頃は次の自動巻きの時計が現れて、ひとつの時代が終わって世代交代したと、人生の折り返し地点を超えた身で勝手に解釈しては、この曲を聴く度に淋しさを重ねてしまいます。
またホテルでその経営者の家族や、滞在客、従業員たちに食事の時間や寝る時間などを知らせるという、普段は気が付かないけれど、大切な役割を果たしているという存在感も物語を深めていると思います。
オーディオトラックは、あまりセンチメンタルになりすぎず、子供っぽくならないアレンジに仕上げました。