デヴィ・スカルノ展

展覧会のご紹介:
1940年、港区・西麻布で生まれ育ったデヴィ・スカルノ夫人。幼少期は太平洋戦争の中を生きぬき、定時制高校に通いながら15歳にして家族を支えるため仕事に精を出した日々。そして19歳という若さでインドネシアのスカルノ大統領と出会い、幸せの絶頂の中訪れた母と弟との突然の別れ。そこには、現在テレビに映るデヴィ夫人の姿からは想像もできない壮絶な過去がありました。


2020年はデヴィ夫人が80歳を迎える記念すべき年。本展はデヴィ夫人激動の80年に焦点をあてた初の大規模な展覧会です。社交界で優雅に着こなしたファッション、デヴィ夫人の感性で蒐集されたオブジェや絵画の数々(デヴィ・コレクション)、さらに趣味の絵画約20点も一堂に展観。若くして自らの人生を切り開き、築き上げていったその屈強な魂はどこから生まれてきたのか。本展ではデヴィ夫人のその全ての魅力を解き明かします。


展示会場のエントランス付近で流れるインスタレーション映像のナレーションを担当しました。主演はもちろんデヴィ夫人ですから、もう1篇のモノクロ映画のようです。ナレーターはジョシュさん。まさに声と映像の化学反応を見るようでした。

展覧会に行ってきました。中高年の女性で混雑しており、その上一つ一つの展示品が素晴らしいので、なかなか動かないぐらいです。特に見ごたえがあるのは美術品です。棟方志功、藤田嗣治、伊東深水やカシニョールまで、美術展のようなコレクション!こんな芸術に囲まれた生活ってすごい!そして彼女の「私にとって生きるは生活するではない、毎日を生き抜いている」というメッセージに刺激も受けてきました。

このようなコロナの時に、無事に開催できたこともきっと彼女のパワーによるものだと思います。

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