目をつぶってイメージ(想像)できる音楽、をコンセプトにわかりやすく、割と明るめのジャズで、オリジナル曲だけを展開するグループ、IMAGE← 。ジャズと言えばなんとなく眉間に皺を寄せてウンチクを並べたがりの中年男性の音楽のイメージが強めですが、そんな既成概念を軽々と超えてしまうバンドです。
彼らのライブの面白さは、リーダーでベースとピアノを担当する江上友彦とピアノと俳句を担当するトオイダイスケが、曲によって入れ替わり、一つのステージで2つの異なるピアノサウンド、あるいはピアニストの違いを体験できることです。ジャズバンドとしては、なかなかの珍しさです。ちなみに江上はトオイダイスケの俳句に対して、ダジャレを担当しており、このバンド名の最後につく矢印 ← にも楽しい一工夫が込められています。(Q: さあなんでしょう?)
オリジナル曲は、インストなのにわかりやすく、1曲ずつ、タイトルから連想されるキャッチーなフレーズが特徴です。どこか懐かしいようで、新鮮な響きがあります。近所を歩いている時に、ふと路地に誘われるように入り込んでいくと、全然知らなかった景色に遭遇する体験、例えば神社や、狭く曲がった階段や、いきなりの見晴台に出会うような、日常の隣にあったサプライズを切り取ったようなサウンドなのです。
CDをざっくり聴いてみる (YouTube)
CD発売を記念したライブは満員御礼でした (at Dolphy, Yokohama)
試 聴
試聴1曲ずつタイトルを見ながら、試聴してみてください
メンバー紹介
メンバーはそれぞれ担当楽器以外の楽器もそうとうハイレベルに演奏でき、作曲もこなすというタレント集団です。
江上 友彦 Tomohiko Egami
ベース、ピアノ、作曲・編曲、バンドリーダー
1976年神奈川県藤沢市出身。
幼少の頃からクラシックピアノを始め高校時代にエレキベースに出会い大学入学後にジャズ研でウッドベースを始めて演奏活動をスタートする。
ベーシスト坂井紅介 氏に師事。
2011年4月に自身の1stアルバム”Image of Guitar”をリリース。
2012年11月よりオリジナル曲だけのリーダーバンドIMAGE←の活動を開始。オリジナリティーに溢れた曲作りにも力を注いでいる。
2018年7月に2ndアルバム”Image of Sound”をリリース。
ジャズライブ、ジャズセッション他、都内、横浜のライブハウス等で活動中。
青木 秀明 Hideaki Aoki
Sax, Flute
1975年生まれ、香川県高松市出身。
大学時代にジャズに心酔し在学中から四国・関西・名古屋にて活動。
2000年に上京し、首都圏を中心に国内外のミュージシャンとライブ活動を行うと共に、スタジオワークでも活躍。
雄大なプレイと類い稀なるメロディーセンスはジャズ以外の音楽シーンでも高い評価を受け、秋元順子、シーナ&ロケッツ等、幅広いジャンルにてファーストコールのミュージシャンである。
トオイ ダイスケ Daisuke Toi
Piano、Bass、Synth、Keyboard
エレクトリック・ベーシスト、ピアニスト。 作曲、編曲、フリーランスの音楽講師の活動も手がける。
東京を拠点に、主にジャズ、ポップスのセッションやバンドで演奏している。
シンプルでメロディアスな、 静けさと激しさとあたたかみのある音や声を、 さまざまなシチュエーションで提供している。
岡崎恵美とのユニット「まばら」でも活動、 作詞・作曲・ベース・ボーカルを担当。
2013年より俳句雑誌「澤」に俳句作品を毎月発表している。
中島 道博 Michihiro Nakajimao
Drums
幼少期にピアノを始め、高校でドラムを叩き始めた頃、Deep Purpleを聴いた衝撃でハードロックにのめり込む。
一旦大学に進学するが、本格的にドラムをやるため自主退学し、ドラムを見砂和照とTRIXの熊谷徳明 (ex. CASIOPEA)に師事。
20代でプロ活動をスタートした頃にbrian blade fellowshipに大いなる衝撃をうけ、ジャズドラムを叩き始める。現在はjazzを中心に、歌心溢れるメロディアスでドラマチックなドラミングを展開中。
次世代宇宙的ジャズロックバンド”SPACE AGE”のメンバーで、2014年にファーストアルバムリリース。作曲も担当。
カジュアルな雰囲気のある彼らにぴったりな、ジャズ・フェスティバル、街全体で行う音楽イベント・町おこしイベントにおすすめ